最近、筋トレにハマっている者です。今日は、筋トレ記録をつけることの楽しさと効果について、私の経験を交えながらお話ししたいと思います。
私が筋トレを始めたのは、去年の夏のことでした。それまでは運動らしい運動をほとんどしていませんでしたが、デスクワークが多い仕事のせいか、肩こりや腰痛に悩まされるようになりました。このままではいけないと思い、何か体を動かす習慣を作ろうと決意したのです。
最初は近所のジムに通い始めましたが、すぐに自宅でできる筋トレに切り替えました。理由は単純で、ジムに行く時間を確保するのが難しかったからです。自宅なら、朝起きてすぐに、あるいは仕事の合間にちょっとした時間を見つけて筋トレができます。
筋トレを始めてしばらくすると、ふと「自分の成長を可視化できたら面白いかも」と思いつきました。そこで、スマートフォンのメモアプリを使って、毎日の筋トレ内容を記録し始めたのです。
最初は単純に、その日行った種目と回数を書き留めるだけでした。例えば、「腕立て伏せ20回×3セット」「スクワット30回×2セット」といった具合です。しかし、記録を続けていくうちに、だんだんと詳細な情報も書き加えるようになりました。
現在、私の筋トレ記録には以下のような情報が含まれています。
1. 実施した種目と回数、セット数
2. トレーニング時間
3. その日の体調や気分
4. 特に頑張った点や難しかった点
5. 体重や体脂肪率(週1回程度)
記録方法は人それぞれだと思いますが、私の場合はスマートフォンのメモアプリを使っています。エクセルやGoogleスプレッドシートを使う人もいるでしょうし、紙のノートに手書きで記録する人もいるかもしれません。大切なのは、自分にとって続けやすい方法を選ぶことです。
さて、ここからは筋トレ記録をつけることのメリットについて、私の経験を交えながらお話しします。
1. モチベーションの維持
筋トレ記録をつけ始めて最初に感じたメリットは、モチベーションの維持でした。毎日の記録を見返すことで、自分の成長を実感できるのです。例えば、1ヶ月前は腕立て伏せが10回しかできなかったのに、今は20回できるようになった、といった具合です。
また、記録をつけること自体が一種の習慣化につながります。「今日も記録を残さなきゃ」という気持ちが、筋トレを継続する原動力になるのです。
2. トレーニングの効果的な管理
記録をつけることで、自分のトレーニング内容を客観的に見直すことができます。例えば、ある種目の回数が長期間増えていないことに気づいたら、その種目に特に注力してみる、といった調整が可能になります。
また、体重や体脂肪率の変化を記録することで、筋トレの効果をより具体的に把握できます。数字で見える変化は、さらなるモチベーションアップにつながります。
3. 体調管理への活用
毎日の体調や気分を記録することで、自分の身体の状態をより深く理解できるようになります。例えば、睡眠時間が少ない日は筋トレのパフォーマンスが落ちる、といった傾向が見えてくるかもしれません。
こうした情報は、単に筋トレだけでなく、日々の生活習慣の改善にも役立ちます。
4. 目標設定と達成感
記録をつけることで、より具体的な目標設定が可能になります。「3ヶ月後までに腕立て伏せを30回連続でできるようになる」といった具合です。
目標を達成したときの喜びは格別です。記録を見返しながら、自分の成長の軌跡を振り返ることができるのは、大きな達成感につながります。
5. ストレス解消と自己理解
筋トレ記録をつけることは、意外にもストレス解消にも効果があります。その日あったことや感じたことを、筋トレの感想と一緒に書き留めることで、日記のような役割も果たすのです。
また、長期的に記録を続けることで、自分の身体や心の傾向をより深く理解できるようになります。例えば、仕事が忙しい時期は筋トレの頻度が落ちる、といった自分の傾向が見えてくるかもしれません。
ここまで筋トレ記録のメリットについて話してきましたが、注意点もいくつかあります。
まず、記録をつけることに過度にとらわれすぎないことです。記録のために筋トレをしているのではなく、あくまでも筋トレを楽しむことが第一です。記録をつけることが負担に感じられるようになったら、記録の内容を簡素化したり、頻度を減らしたりするなど、柔軟に対応することが大切です。
また、数字にこだわりすぎないことも重要です。筋トレの効果は必ずしも数字だけでは測れません。体の調子や日々の生活の質の向上など、数字では表せない変化にも目を向けるようにしましょう。
そして、記録を他人と比較しないことも大切です。それぞれの人には、それぞれの体質や生活環境、目標があります。自分の記録は、あくまでも過去の自分との比較に使うものだと考えるようにしましょう。
最後に、筋トレ記録をより楽しむためのコツをいくつか紹介します。
1. 写真を活用する
時々、自分の体の写真を撮って記録に加えてみるのも面白いでしょう。見た目の変化は、数字以上にモチベーションアップにつながることがあります。
2. グラフ化してみる
回数や重量、体重の変化などをグラフ化してみると、成長の過程がより視覚的に理解できます。
3. 記録を振り返る時間を作る
週に1回や月に1回など、定期的に記録を振り返る時間を作ってみましょう。自分の成長を実感できる良い機会になります。
4. 記録をSNSでシェアする
もし良ければ、SNSで記録をシェアしてみるのも一つの方法です。同じように筋トレを続けている人たちと交流することで、新たな刺激や情報を得られるかもしれません。
5. 記録に楽しい要素を加える
例えば、その日の気分を絵文字で表現したり、筋トレ中に思いついたアイデアをメモしたりと、記録に自分らしい楽しい要素を加えてみるのも良いでしょう。
筋トレ記録をつけることは、単なる数字の羅列ではありません。それは自分自身との対話であり、成長の軌跡を刻む作業でもあるのです。
記録をつけ始めてから、私の筋トレに対する姿勢は大きく変わりました。以前は「やらなければいけないこと」だった筋トレが、今では楽しみの一つになっています。日々の小さな成長を実感できることが、何よりも嬉しいのです。
もちろん、記録をつけることが全ての人に合うわけではありません。しかし、もし筋トレを始めたばかりの人や、筋トレのモチベーションを維持するのに苦労している人がいたら、記録をつけてみることをおすすめします。
きっと、新たな発見や楽しみが待っているはずです。そして、その記録は将来の自分への素晴らしいプレゼントになるでしょう。筋トレを通じて、心身ともに健康で充実した日々を過ごせることを願っています。
さあ、今日の筋トレ記録をつける時間です。今日はどんな発見があるでしょうか。筋トレと記録、両方を楽しみながら、一緒に成長していきましょう。